「先生、数学って将来使うの?」「外国に行くわけじゃないのに英語って必要?」もし生徒や子どもに聞かれたらどう答えますか?大人でも難しいですよね。実際、学校で習った内容なんて、大人になってからほとんど使いませんよね。でも、僕なりに、なぜ勉強するのか、3つの理由があります。

①将来の選択肢を増やすため

学力が足りなくて行きたい進路を叶えられないことがよくあります。特に大学受験となると競争はシビアです。まだ進路が決まっていない人は、とりあえず勉強して将来の選択肢を残しておきましょう。いざ、なりたい自分や叶えたい進路が決まった時に、勉強していないから手遅れということは防ぎたいものです。すでに進路を決めているという人も、人間いつ方向転換するか分かりません。ドラマを見て急に医者になりたいと思ったとか、近所の子どもと触れ合って、先生になりたいとか。いつでも、「何にでもなれる」ようにしておくために勉強するのは大事かな。

②考える力をつけるため

学校の授業は何のためにやるかといったら、個人的にこれに尽きると思います。例えば、「跳び箱」。大人になってから跳んだ人はいますか?ほとんどいないと思います。では、子どものころやった跳び箱は意味がなかったかといったら、そうではありません。跳べない人は、「どうすれば上手に跳べるか」「できている人との違いはなんだ」と、考えることで問題を解決するために頭を働かせます。この「頭を働かせる」というのが大事であって、跳び箱が跳べるか跳べないか、跳ぶ方法はどうだというのは将来にとってはどうでもいいのです。数学や、英語、他の教科も「頭を働かせる」ための練習なのです。

③自分に自信をつけるため

やっぱり何ごとも、できると嬉しいものです。できると自分に自信がつき、さらに次の行動に前向きになります。「やれば私はできるんだ」と自信をもつことは、勉強以外にもプラスに働きます。それは部活かもしれないし、習い事かもしれないし、将来の仕事かもしれません。勉強を通して自信をもつことが、結局勉強以外で役に立つことはたくさんあります。

大人になってから勉強って、難しいですよね。学生のとき、もっと勉強しておけばよかったなぁという後悔から、ついつい子どもたちに言ってしまいますよね。「勉強しなさい」って。

   
ブログホームに戻る

PAGE TOP