こんにちは、梅木です!今日は「先生の学力」についての話です。僕の専門科目は英語なのですが、近頃こんなことをよく見聞きします。

先生の質の低下

です。これは教員採用試験倍率が年々低下していることで懸念されている問題点としてよく上がります。その中で、先生の学力についても触れられることがあります。先生であり、専門の教科や科目を生徒に教える以上、その教科・科目について圧倒的に高い専門性をもっていなければいけないと僕は思っています。子どもたちは、学校の勉強を始めて数年しか経っておらず、しかも何教科も広く勉強しなくてはいけません。それなのに、自分の得意な教科を一つ、何十年も勉強している先生が、浅い理解しかできていないのでは、生徒に失礼です。信頼を置いて預けている保護者にも失礼です。だからこそ、先生である以上、一生勉強することが必須であり、常に知識をアップデートしていかなくてはいけないと思います。教えるのが上手い、分かりやすいという先生は、この専門性が非常に高いです。深く理解しているからこそ、「要するに◯◯だ」と核となる部分を伝えられるからです。授業がシンプルで楽そうに見える先生は、授業ではないところで相当な苦労と時間を使っています。

先生の学力低下。世の中の先生は、その場しのぎではなく、自分の専門の教科・科目くらいは、圧倒的に理解を深めなければなりません。残念ながら自分の教科のことすらよく分かっていない先生はいます。もちろん、その先生は勉強しないといけないと思います。

でも、この問題の本質は「先生の労働環境の改善」なのではないでしょうか。教材研究をしたくてもできない、勉強したくてもできない、「先生の質が低下した」「先生の学力が下がった」の前に、目を向けるところがあるのではないでしょうか。

   
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